「可能性を解き放つ 〜人の可能性を信じ、自由で活き活きとした人間社会を実現する〜」をミッションに掲げ、企業の変革をトータルで支援する株式会社エル・ティー・エス。限られたIR体制の中で、英文開示の対象拡大とリードタイムの劇的な短縮をいかに両立させるかが同社の大きな課題でした。本記事では、執行役員 社長室室長の山本さんに、IR Hub導入の背景、そして導入後に変化した英訳業務の効果と今後の展望について伺いました。従量課金とリードタイムで英訳対象に制限。国内外の投資家間で生じる情報格差ーIR Hubの導入前に抱えていた、英文開示の課題を教えてください。山本さん:従来は翻訳会社へ外部委託していましたが、文字数による従量課金制のため、翻訳対象を絞らざるを得ないのが実情でした。しかし本来は、国内と海外の投資家間で情報の格差をなくし、すべての資料を平等に届けることこそがあるべき姿です。予算を理由に開示範囲を狭めてしまう現状は、海外投資家とのコミュニケーションを拡大していく上で、大きなネックとなっていました。さらに、日本語原稿を渡してから英訳が手元に戻るまでに数週間というリードタイムがかかっていたため、タイムリーな情報開示や同時開示の実現が非常に困難な状態でした。自分たちでスピードをコントロールしつつ、対象範囲を広げながらコストも抑えていけるような方法がないかと模索していたところ、ご縁があって「IR Hub」を紹介していただきました。高い翻訳精度と、ユーザーの声をもとに機能がアップデートし続ける発展性が決め手ー数あるサービスの中で、導入の決め手となった部分は何ですか。山本さん:トライアルでデモを体験した際、AIの翻訳精度が非常に高く、人手で翻訳していたものと比較しても遜色ない品質であることに驚きました。これなら誰が担当しても業務にスムーズに組み込めると確信しましたし、スピード・コストの面で大きな期待が持てました。また、最大の決め手となったのは、「ユーザー企業と一緒にサービスを作っていこう」という姿勢です。ユーザーの声を大事にし、より良いものへアップデートしていこうとする想いに、信頼できるパートナーシップを感じました。ー導入に際して、セキュリティのご懸念などはありませんでしたか。山本さん:結局のところ、自社のデータを外部に出すという意味では、どのサービスを利用しても本質的なリスクは変わりません。もちろん秘密保持などの契約はしっかりと交わしますが、最終的にデータがどう運用されるかは、その会社さんの考え方やカルチャーといった『企業姿勢』に依存する部分が大きいと思っています。だからこそ、常にユーザーに寄り添い、一緒に良いものを作っていこうとしてくれる伴走スタンスは、安心感へとつながりました。また実運用の面では、システム部門のセキュリティ担当者もIR Hubにログインし、実際の運用環境を確認できる状態にしたことで、スムーズに社内決定へ至ることができました。最大3週間の英訳がわずか数時間に。工数を上回る高いROIと、月額固定の魅力ー導入後、どのような効果や変化を感じていらっしゃいますか。山本さん:リードタイムの短縮には劇的な効果がありました。これまで外部委託で1〜3週間かかっていた英訳作業が、今では極端な話、わずか数時間で完了します。コスト面も、ボリュームに左右されない低額の月額固定料金になり、非常に助かっています。固定費化されたことで、コストを抑えながら開示対象の範囲を広げていける確信が持てました。もちろん外部委託に比べると社内の実務工数は多少増えましたが、迅速な開示とコスト削減のメリットを考えれば完全に許容範囲内です。作業時間に対するROI(費用対効果)は非常に高く感じますね。英文開示を自社でハンドリングし、海外への認知を拡大したい企業は検討をー導入を検討している企業に向けてメッセージをお願いします。山本さん:海外投資家へ向けて、国内投資家と同等の迅速な情報開示を目指す企業には、強くおすすめします。外部委託からの切り替えとなると、『自社での作業量が増えるのではないか』と懸念を抱く方もいるかもしれませんが、それによって得られる海外市場へのアプローチや認知拡大という成果を考えれば、時間に対するROI(費用対効果)は非常に高いはずです。また、担当者の英語スキルに対する不安についても、ベースとなる学習データの質を高めることで十分にカバーできます。不安な部分だけスポットで外部のネイティブチェックを入れるのも一つの手でしょう。英文開示までのリードタイムが劇的に短縮され、自分たちでハンドリングできるようになるのですから、検討の土台に載せる価値は間違いなくあります。